スプリンターズステークスで優勝した最高齢馬

電撃の6ハロン・スプリンターズステークス

基本的に競馬のレースは、若い馬ほど有利です。
年齢に関係なく出走できる混合のレースは、ほとんど3歳馬か4歳馬が優勝しています。
年齢が若い馬ほど有利になるのは、単純にその馬の能力がピークだからです。
それぞれ差はありますが、サラブレッドの能力がピークになるのは、一般的には3歳秋から4歳秋頃までと言われています。
ピークを過ぎた5歳以上になると徐々に能力は落ち始めるので、高齢馬は活躍しにくいとされているのです。
高齢馬がG1レースで活躍しにくいのも同じで、古馬G1の成績を年齢順に調べてみると、若い馬ほど有利になっています。
しかし、短距離王決めるスプリンターズステークスでは、この競馬界の常識を打ち破り優勝した馬がいます。
スプリンターズステークスで優勝した最高齢馬は、2010年のウルトラファンタジーです。
ウルトラファンタジーがスプリンターズステークスを優勝したときの年齢は、8歳でした。
現在もスプリンターズステークスの優勝馬としては、最高齢馬として記録されています。
また8歳での平地G1勝利は、中央競馬全体でも最高齢馬となっています。
ウルトラファンタジーが8歳でもスプリンターズステークスに優勝できたのは、性別も無関係ではありません。
そもそもウルトラファンタジーは、香港競馬の所属馬です。
香港の競馬界では、牡馬は去勢してせん馬にするのが一般的です。
ウルトラファンタジーも他の香港馬の例に漏れず、去勢されせん馬になりました。
サラブレッドは去勢されると、競走能力のピークが長くなると言われています。
ですから、一般的に能力がピークを越え落ちている8歳馬でも、スプリンターズステークスを制することができたのでしょう。
ちなみに、スプリンターズステークスの優勝馬で2番目に高齢な馬は、2006年に7歳で勝利した同じ外国馬でせん馬のテイクオーバーターケットです。
せん馬は競走生活が伸びる傾向があるので、出走馬中最高齢馬として出走してくれることも少なくありません。
馬券を購入するファンは、高齢馬は成績が良くないのを知っていますから、あまり買わず人気はほとんどありません。
現にウルトラファンタジーが最高齢馬としてスプリンターズステークスを優勝したときも、10番人気と全く人気がありませんでした。
しかし、高齢馬でもスプリンターズステークスでは優勝しています。
馬券を購入するときは、年齢に騙されずに判断しなければ、大穴馬券は的中できません。

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