スプリンターズステークスの優先出走権

電撃の6ハロン・スプリンターズステークス

優先出走権はクラシック競走などで導入されていた制度でしたが、ここ最近になり、古馬G1にも優先出走権が付与されるようになりました。
これにより、前哨戦と本番レースのつながりがより一層強固なものになって、セットとして捉えられるようになっています。
スプリンターズステークスにおける優先出走権は2つあり、キーンランドカップ、セントウルステークスの2つで1着になった馬に与えられることになります。
キーンランドカップは当初はオープン格付け、一時期は1000万下の条件戦となるなど、最初から格付けの高いレースではありませんでした。
しかし、サマースプリントシリーズのスタートで夏の短距離戦線の1つとして組み込まれ、2006年以降重賞に昇格しました。
過去にはビービーガルダンやワンカラット、カレンチャン、パドトロワ、そして去年のスプリンターズステークスの3着馬ウキヨノカゼが優勝しています。
牝馬がかなり台頭していることや、ここで優勝した馬がスプリンターズステークスでも活躍していること、そして時期的にステップレースになりやすいことも考慮して、優先出走権が付与されるレースとなっています。
セントウルステークスはスプリンターズステークスを参戦する外国馬、前哨戦にしたい馬はもちろんのこと、サマースプリントシリーズの最終戦でG2ということでポイントが高めということもあり、優勝の可能性のある馬などが多く参戦する、かなりハイレベルなレースです。
G2格付けになったのは2006年で、やはりサマースプリントシリーズの兼ね合いによるものですが、それまでもビリーヴやエイシンワシントン、マイネルラヴ、ビコーペガサスなどスプリンターズステークスでも活躍した馬が多く参戦し、優勝をしていました。
しかし、気になるのはここ最近セントウルステークスを優勝した馬が本番のスプリンターズステークスでは優勝できていないという点です。
やはりサマースプリントシリーズに全力を注ぐ馬、そして叩き台として前哨戦を走らせている馬が多く、ロードカナロアもセントウルステークスでは勝てませんでした。
優先出走権が与えられ、1着馬に注目が集まりますが、ここ最近の傾向ではむしろそのレースを叩いて、本番に向けて調整した馬が活躍する傾向にあります。
しかし、2011年のカレンチャンのようにキーンランドカップから直行で本番に臨み、優勝した例もあります。
とにもかくにも前哨戦がどのような結果に終わったのか、予想する際には参考にしておく必要があります。

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